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日本経済新聞2020/2/18
栃木銀行は成年後見制度による財産管理を支援する「後見制度支援預金」の取り扱いを始めた。家庭裁判所が交付する指示書がなければ、口座開設や払い戻しができない仕組み。認知症患者の後見人による悪用などのトラブルを防ぐ狙いだ。高齢化が進展する中、多様な資産管理のニーズに応える。
成年後見人が家庭裁判所に申し出て、指示書を受け取った後に銀行で手続きする。キャッシュカードはなく、ATMやインターネットバンキングは使用できないが、指示書に基づき生活費などを定期的に送金できる。
口座開設の手数料は5500円。普通預金のほか、全額が預金保険の保護対象になる決済用普通預金がある。