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施設に入居している被後見人の中には、借地に建物だけ自己所有や隣と連続している家屋や、過疎地の住宅など売却に窮する物件が多々ある。
何度も売却を試みるが、これまで成案した困難物件は数少ない。
今回も、そのような物件の売却の依頼をする。
相手先は、投資家の仲介業者だ。
先日は、中国人に直接売却した。
幅広い人脈を持っていないと被後見人の不動産売却は上手く行かず、最期を看取ることとなる。
概ね、不動産業者は異口同音にどんな物件でも大丈夫と言うが、大丈夫ではない。
物件を探しているだけで、売れそうな物件だけしか話に乗らない。