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DATE
2014/08/15

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岐阜地裁支部長を書類送検 後見人の弁護士脅迫容疑

2014.8.13

高齢女性の成年後見人を務めていた弁護士に、女性が無断で知人に貸した金の回収をするよう脅したなどとして、岐阜県警多治見署が脅迫と公務員職権乱用の疑いで、岐阜地裁多治見支部長の近田正晴判事(52)を書類送検していたことが13日、県警などへの取材で分かった。脅迫を受けたとされるのは、同県弁護士会所属の美和勇夫弁護士(72)。成年後見人を務めていた同県多治見市の女性の資産管理をめぐり、近田判事から現金を脅し取られそうになったとして、昨年6月に告訴していた。

告訴状によると、平成21年3月、女性が周囲に無断で知人に現金300万円を貸していたことが分かった。美和弁護士はそのうち約200万円を回収後、後見人を辞任し東濃成年後見センターに引き継いだ。

家裁支部長を兼務していた近田判事は24年11月、後見人辞任により指導監督する権限がなくなったのに、美和弁護士に「センターに未回収分の100万円を支払え」「払わなければ懲戒の申し立てをする」などと脅したとされる。