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2014/05/30

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横領の元弁護士に有罪 高齢後見人の女性から550万円

産経新聞 5月27日(火)

成年後見人の立場を悪用し、財産管理を任されていた女性の預金550万円を着服したとして業務上横領罪に問われた大阪弁護士会の元弁護士、玉城辰夫被告(75)=京都府長岡京市=の判決公判が27日、大阪地裁で開かれた。森里紀之裁判官は「弁護士としての信頼を裏切り、厳しい非難は免れないが、全額弁済するなど酌むべき事情がある」として懲役2年6月、執行猶予5年(求刑懲役2年6月)を言い渡した。

玉城被告は起訴後の4月に弁護士登録を抹消。大阪弁護士会は3月、玉城被告を業務停止1年の懲戒処分としていた。

判決によると、玉城被告は平成19年5月~昨年2月、生活費や事務所の経費を工面するため、府内の女性の預金口座から計11回現金を引き出し、着服した。