ニュース・お知らせ
(意見の概要と市の考え方、計画への反映方針)
≪専門職に対する経済的支援≫
【施策5-2 成年後見制度利用支援事業の効率的な運用】について今後、親族後見人の選任が増加していくことを考えると、支援の拡充は重大な問題となります。ただ、親族後見人の、財産管理や報告書の作成能力には大きなばらつきがあり、結局、親族後見人の代わりに、相談に乗った専門職が一から書類を作成してあげなければならないという事案も散見され、結構、多大な労力を要します。このような状況を考えると、支援に当たる専門職に対する経済的支援を【取り組みの方向性】に明記すべきです。
施策4-2「親族後見人への支援の拡充」の【取組みの方向性】の「具体的取組み例」にある通り、今後、親族後見人の事務に関する支援に取り組んでいきますが、マンパワーの面で市や社協だけで対応するには限界があり、専門職の方の協力は欠かせないと考えております。専門職の方に地域連携ネットワークに加わっていただくとともに、協力いただける範囲の中で協働して成年後見制度の利用促進に取り組んでいきたいと考えております。
いただいたご意見につきましては、まず制度の問題として国や家庭裁判所等に作成書類の簡素化やわかりやすい書類作成マニュアルの策定などを要望していきたいと考えています。また、専門職への経済的支援は、市の財政措置に関わる部分でありますので、各市で実態の把握を行ったうえで支援策を検討してまいります。