ニュース・お知らせ
朝、引継事案の報告を受けて、弁護士事務所に向かった。
最近大手総合病院から、複数の方の死後事務相談を受けたが、医療機関の認識不足で困惑したり悔んだり。
何と言っても、死後事務は最後の安らかになる砦。
死を迎える時に依頼した希望がかなえられると安心して逝きたい。
それが、依頼されてから死期まで時間がない。
医療機関の判断では、依頼したらすぐに手続きができると思っている。
戸籍を取り寄せるだけでも時間を要する。
遠方であればあるほど、兄弟縁者が多ければ多いほど、長時間を要するのだ。
事前に、遺言書作成がなされていればその後の整合性の課題や、それを実行するまでの費用や印鑑やカードや鍵などをどうやって受け渡すのか、など詳細の聴取が必要となる。
聞き取りが出来て、署名が出来て、という体力や意識があるのかどうかなど必要な課題が多い。
その時間が必要なので、インフォームドコンセントは大事な医療行為だと思う。




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