ニュース・お知らせ

ニュース・お知らせ

DATE
2017/11/20

<< 一覧へ戻る

事件

ケアマネジャーが担当していた高齢姉妹の預金口座から計約4000万円を無断で引き出すなどしたとして、神戸市は15日、同市東灘区の居宅介護支援事業所「オネスト」(馬越美智代管理者)の事業所指定を10月1日付で取り消すと発表した。市は「利用者の意思に基づかない経済的虐待行為に当たる」と指摘し、オネストは市の調査に「姉妹の意思に基づいて行った」と否認している。

 オネストは、馬越管理者の夫馬越博邦が代表を務める有限会社が運営し、神戸市などの高齢者約40人が利用している。

 市によると、馬越管理者は2004年から神戸市内の80代姉妹のケアマネジャーに就任。10~11年に認知症だった姉の預金口座から約1000万円以上引き出し、自宅を売却させた。妹とは13年に養子縁組(訴訟により無効確定)し、生命保険金の受取人を馬越管理者に変更。預金口座から3000万円を引き出して馬越夫妻が管理する貸金庫に保管し、自宅の所有権を馬越管理者に移させたなどとしている。