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DATE
2017/10/29

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高額債務者への対応

最近の被後見人は債務を隠す能力を持っているようだ。

特に、高額債務者にその傾向が強い。

以前、サラ金から多額の借金をしていて毎月送られてくる督促状を隠していた。

分からずに成年後見申立を行って、審判が下りて成年後見人の職に就いた。

ところが、1年くらい経過した段階で束になった督促状が発見された。

裁判になり、東京簡易裁判所に出張し調停を経て決まった通りに支払継続中だ。

そのようなケースが2ケース出て来た。

隠していたサラ金からの督促状が突如として見つかったのだ。

最初の被後見人の場合、出来るだけ返済を行ってやりくりをしていが、何と、巨額な返済を求める督促状を見て戦意喪失。

余りに巨額で、連続して通知がなされるのでなす術もなく経過していた。

最近、後見人が付いたと通知することによって督促状が来なくなった。

もうひとつのケースは、数日前に後見センター職員が発見した。

その対応を検討し、顧問弁護士の指導を受けて対応することにした。

返せる額ではなく、また、常習者のようで既に自己破産を以前しており、何故、借用できたのか分からない。