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相談内容を確実に履行するために、私の思いをいつものように行動に替えた。
わざわざ北陸地方から、この遠方の大阪に来て人生の幕を自分の力で引こうとする思いの繋がりである、死後の事務を後顧の憂いなく行ってくれるという安寧の気持ちを創り出したいので、相談者の指定するお寺を訪問して住職と話をするために早朝向かった。
私は、収益を上げるためにこの事業をしている訳ではなく、多くの人への思いを実現させるのは無理でも、求めて来た相談者の思いを確実に実現できるように一人一人の願いに合わせた希望を叶えたいと思うだけだ。
そのために、先日は、相談のあった生活困難者の死後の事務委任を実現するために保険代理店の資格を取得して選択メニューを増やした。
連帯保証人、身元引受人、財産管理など成年後見に加えて多くの依頼に対応するために、それぞれ個々の条件や環境に合わせたオーダーメイドの契約書を作成して来た。
今回も新たなケースで、独自の能力では履行できない火葬や納骨がスムーズに行くように事前調査と受け入れ先との面と向かった話し合いを求めた。
私が訪問したのは、以前から歴史で習いもした奈良時代から越中の中心都市として栄えたところだ。
納骨に指定されたお寺の住職と連絡を取り、片道4時間を要して訪問した。
その駅に降り立った時に、喧噪を感じた高校生の集団と見えない筈の相談者がひっそりと座席に座っている光景が見える。
場面は異なるが、病に侵されて感染するからと迫害を受け村を出て、生きて帰らぬ旅に出るあの名作『砂の器』を彷彿とさせる光景が頭の中をよぎった。
行きも帰りも電車の中では、高校生の集団と出くわした。
わいわい騒いでいる周りの誰にも知られず、ひとり病を圧してこの駅を乗車した車両が出る時、頭の中で去来するものは何だったのだろう。
多くの事業者は、相手先との密なコンタクトも取らず遺骨をお寺に託送するだけでトラブルが多発しているという。
やっと、自信をもって履行で来る思いで見積書と契約書を作成できる。
公証人を立てるか、遺言書を作成するか、葬儀社に依頼をするかなどは相談者の判断になる。