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朝一番の9時にリハビリテーション病院を退院して、療養型病床群に転院する被後見人に付添い、手続きなどを行った。
療養型病床群とは
『長期療養者を対象にした病院。病室や廊下を一般病院より広くとり,リハビリテーション室,食堂,入浴施設を設けるなど居住性と介護の質を重視している。』
と、なっている。
転院することになってからのカンファレンスや転院先の見学などで『療養型病床群』との言葉しかなかった。
リハビリテーションのMSWや主治医からも、選択肢を示され時にも『療養型病床群』のリストから検討していた。
確かに、私が申し出た医療法人の『療養型病床群』ではその通りの面談が行われた。
しかし、リハビリテーション病院のMSWが推薦する医療機関では、相談員の話は『療養型病床群』なのだが、病室見学などは一般病棟だった。
不審には思っていたのだが、すぐに空きが出来てMSWから転院日程を告げられて、考える余地が無かった。
一番の判断を鈍らせたのは、軽度の精神に障害があるとはいえ、実の血族の方が同席して家に近いと判断してその医療機関への転院を了解してしまったのだ。
私が推薦した医療機関ので見学は『療養型病床群』の病室であり、MSWの推薦した医療機関の病室見学は『一般病棟』であったので患者の過ごしている状態は歴然としていて、当然、一般病棟の方が健康そうで治りそうで、印象は良かったのか、親族はそれをみて判断した。
転院した時点で、顔色が悪く、検査・説明などで多くの時間が掛かった。
そのうえ、
「肺に水が溜まっていて肺の大きさが半分以下で、いつことが起こってもおかしくない。」
と、転院先の主治医から説明があった。
そのような、説明はリハビリテーション病院では聞かされていなかった。
「呼吸が止まることがあるので、覚悟をしておくように。」
とは聞いていたが、具体的なことは聞かされていなかった。
転院先の主治医のヒアリングでも、血族者が同席していて聞かれている状態に関しても、親族としてよい状態の返事をするのだが、全く意味をなさない言葉に途中から溜まりかねてこれまでの経緯を、親族の心を害しないように配慮しながら話をした。
医療機関同士の繋がりを感じた一件だった。




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