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大阪家庭裁判所への申立ては、懸念があったが一部修正で受理された。
ただ、準備を始めた一時よりは認知症状の回復が見られて、後見相当の診断書があるとはいえ不安だった。
その不安材料は、ご本人の裁判所での面談での印象が認知症状かということだった。
会話の点ではそうだが、日常生活では完全な認知症状で金銭管理や介護契約などの書類に対する処置が厳しいのをアピール。
結果的には、鑑定が実施されるかどうかを家庭裁判所が検討判断して連絡が来ることとなった。
やっと、後見申立人を受けた親族から委任状などを貰って様式的なものは整ったのだが、一番肝心な財産、特に通帳などの写しを頂けるかどうかの場面が来た。
今日、ご本人から連絡が来たので訪問する予定だが、一番厳しい場面だ。
市からの依頼で訪問したご本人は一人で生活している。
そのご本人は誰にも何も聞かされずに、突然、私どもが訪問したのだから理解できないのも無理はない。
全く受け入れる気配がなく、3度訪問したがハナから話の糸口さえも与えない拒否反応。
いったいどうなっているのか、確認作業を行った結果。
申立人となる予定の親族の相談に、何もしなくても全部やってくれるところがあると言われたのでお願いしただけ。
全く何も協力する気が無いと、あきれ果てた。
周辺がご本人とは何も話が無いままの丸投げ。
私が何の権限もなく、一部のかかわりのある方を集めてケア会議を開催し、一定の結論を見た。
「たとえ、認知症の方でも人権はあるのですよ。勝手にみんなが集まってそのひとの権利を奪うような話をするなんて。」
そう言った。




![[画像]市民後見センターおおさかキャラクター](/images/common/character.gif)