ニュース・お知らせ
私たちは、成年後見をするにあたり、報酬付与に対する気持ちは皆無に近かった。
介護や福祉分野からこの制度を担う位置に踏み込んで、これまで醸成してきた気持ちを失わないように、他事業での経済的安定を持って被後見人に対応してきた。
その支援内容は、日本一だと自負している。
その意識の表れとして、報酬請求は本当に自分たちの行為が成年後見人に相応しいと自信を持った時に行おうと思っていた。
しかしながら、多方面から報酬付与の申立てを勧められて、一人の被成年後見人に対する報酬付与請求を金額など気にせずに数か月前に行っていた。
忘れていたころに、その審判がなされてきた。
その報酬審判の額を見てショックを受けた。
各方面の資料や学者がまとめたものとは全く異なって、身上監護の評価はないと言われていたが、裁判所の評価は私どもが行っていた身上監護を十二分に余りある審判を下した。
このような、高い評価を頂き、身が引き締まる思いであると思う。職業後見人への評価以上を得たと感じている。
財産管理と言われている方面とは異なり、職業後見人とは違った視点と実行で、本来の後見人としての業務は身上監護と思っていたがその通りの評価だった。
弁護士や司法書士の不祥事が相次ぎ、職業成年後見人に対する厳しい目が注がれているからこそ、当特定非営利活動法人は身上監護が基本的な後見業務との意識をより一層感じながら、これまで培った福祉の気持ちを表現して行きたいと思った。
本心で、私の多くの時間を成年後見事業に注いで行こうと思わせる裁判所の審判に感謝の念が堪えない。
今、数多くの相談を受けているのだが、事務手続きを早く行って受け皿の拡大に進んでいきたい。




![[画像]市民後見センターおおさかキャラクター](/images/common/character.gif)