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申立する時までご商売をされていた被保佐人の自宅をつぶさに見るのは初めてだった。
申立書を作成するために、財産調査時点でもご本人はある程度の認知はあったとしても、生活を送れないという事はなかった。
ところが、審判申立に関わる時間が掛かり過ぎて、その間激しく進行した認知症。
現在はおひとりでは生活できないので、ロングのショートステイに入所している。
担当ケアマネジャーの話では、
「現在は心身とも調子が良く、機嫌よく過ごされています。」
と、いうことで安心した。
初めて、ご本人が不在の自宅に入って、地域包括支援センター及び担当ケアマネジャー立ち合いで財産確認を行った。
ご商売をされていたので、その釣銭が大量に見つかった。
また、ご商売の商品を確認したが、賞味期限切れが半分以上。
近所のお世話になった方に、消耗品など差し上げたとのことだった。
まだ、高額の商品が陳列されているが、売却してご本人の財産としたいと思って居る。
問題は、戦後間もないころから店を構えていたので、それなりの大量の品をどう処理するか。
また、入所しているのはショートステイなので土地建物が自己名義なので処分することを前提に申し立てをしていたので、これからその処分先を決めて現金化しないと行けない。
裁判所にも言われたが、私どもも感じているのは50年以上も商売をされていたのに、流動資産の少ないことだ。
期待を持って財産調査をしたが、今日は釣銭が見つかった程度だった。




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