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DATE
2015/07/21

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自治体主導の認知症早期発見の取組みとは?足立区では「介護予防チェックリスト」を独自配布!

健康に年齢を重ねる健康寿命の延伸が声高に叫ばれるようになっている今。誰もが年齢を重ねたときに意識するのが“介護予防”かもしれません。

身体機能の低下だけでなく、認知機能の低下が見られる認知症であっても、早期発見をすることで進行の度合いを抑えられることから、脳トレや脳活などの言葉とともに、認知症予防に努めると同時に早期発見できるようなちょっとした変化を見逃さないことが何よりも大切。

家族と一緒に暮らしていれば、生活の中で異変を感じることができるかもしれませんが、一人暮らしをしていると、どうしても早期発見に繋がる早めの異変察知は難しいかもしれません。このように、一人暮らし高齢者の増加に伴い、認知症の早期発見をいかに促していくかは、社会的な課題となりつつあります。

そんななか、足立区では独自の取り組みとして「介護予防チェックリスト」を区内に住む65歳以上の自立高齢者向けに配布をしています。今年は約13万人の高齢者に配布されたチェックリストは、だだ配布をするだけでは終わりません。

チェックリストに回答し、区役所に返信をすると「結果アドバイス票」が郵送され、自分の認知機能の状態をチェックすることができます。また、返信がない区民は認知症になっている疑いが高いと考えられていることから、認知症専門員が独自に訪問を行い、生活状況や健康状態、認知症になっていないかなどを確認する仕組みとなっているのだとか。

毎年7割程度の返信率となっている、「介護予防チェックリスト」配布の取り組みは、高齢化を迎える自治体が主導となり、住民の認知症ケアを早期に始めるためのきっかけとして多いに参考になるのではないでしょうか?

  • 2015/07/13 みんなの介護