ニュース・お知らせ
不動産処分の事件を抱えている、被後見人。
いや、その事件を作って来たのは、『保佐』当時の保佐人である私と保佐監督人の司法書士だ。
これから訪れるであろう金銭の問題に、安心して立ち向かえるように考慮して不動産処分の決定をしたのだ。
保佐当時、被保佐人に私と保佐監督人が面談してその意向を探った。
返事はなく、淡々と手順が進められて被保佐人は被後見人となった。
売却に司法書士が動いて、その都度報告があった。
最終的に、自宅に鎮座している仏壇と神棚があることで手続きがストップした。
その取扱いの対処を決めるために私が、被後見人に相談しに施設を訪問した。
声を振り絞って
「そのまま置いて置いた方がいいと思います。」
と、頭を下げながら何度も訴えられて、
「分かりました、そのように置いて置きます。そのままで置いて置きますが、何度が自宅を見るだけでも戻りましょう。」
そう言って、これまで被後見人の希望で数年も戻っていない家の「ガス」「水道」「電気」をそのままにしていたが、今回は止めて下さい、と言われた。
何度も感謝の言葉を述べられて、エレベータまで見送ってくれた。
この日は、米寿のお祝い金を京都府下の市役所から受け取って来たので届けたのだ。
戻ってから、夕方も遅く7時前に心療内科クリニックを訪問した。
昨日、地域包括支援センターから依頼を受けた方の後見用の診察をお願いした結果が出来たとの連絡が有ったのだ。
事細かに書いてあった検査結果とそのデータ。
普通に会話をしているが、物忘れが激しく「補助」か「保佐」程度と思って居たが、意外な判定結果に誰が申立人になるのかシュミレーションした。




![[画像]市民後見センターおおさかキャラクター](/images/common/character.gif)