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これまで、成年後見業務に関しては報酬請求はして来なかった。
しかし、各方面から請求するように助言されていたので、この際、今年度の後見事務報告書を提出する時に合わせて行う事にした。
それが、これまで成年後見業務を担って来た職員への報いであり、これから増大するであろう成年後見業務への意識がより責任感を持てる方向へ行けばと考えた。
今月末までに、後見事務報告書を提出する被後見人がいたので、ソースデータは担当職員から以前に頂いていたので、2時間で準備できた。
仕上げて、大阪家庭裁判所に入ったのは4時過ぎだった。
この被後見人には、この1年間多くのトラブルが発生していた。
借入金が多額に有り、貸金業者から訴訟を起こされて、代理人として東京簡易裁判所に出廷した。
また、総合病院で移乗中に看護師から落とされて骨折長期入院した。
その事実をひた隠しに隠して、やっと長期入院の原因は看護師のミスだと突き止めたが、医療に対して行政も司法も勿論我々成年後見人も非力だ。
弁護士も裁判所も、結果は分かっているので「後見人一任」だった。
借入金は社会福祉協議会からもあり、その衝撃の裏があったので支払いを拒否している。
もし、強硬に出ればその事実を持って交渉する積りだ。
引っ越したいとの強い思いを、抑えきれずに新たな出来たばかりの団地の一室に越した。
それでも、みんなから愛される被後見人である。