ニュース・お知らせ

ニュース・お知らせ

DATE
2015/05/11

<< 一覧へ戻る

いつも人の、人生に驚きが

先日、保険も預金も何も無いという方の成年後見申立をした。
どうやって生活していたのか、金銭の実態が分からない。
分からないが、表面的には何も無いのを確認した。
ところが、先日、地域包括支援センターから、何と超高額な株式の残高通知が来たとの連絡があり、納得した。
通帳に何か分からない医薬品の会社名があり、半年ごとに定期的な入金があった。
配当金だったのだ。
現在、株券は「証券保管振替機構」が保管してあり個人が所有することは無い。
盲点だった。
それとは異なるが、この日も意外な結果に驚くやら安心するやら。
夫が他界した配偶者が認知症状が顕著で、地域包括支援センターから相談があった。
問題は、誰が申立人になるかだ。
夫は無くなり、妻は認知症。
家族親族は誰も居ないというご本人の言葉に関係者は途方に暮れていた。
市長申し立ては厳しいとの意向が伝えられていた。
とにかく、家系図を作成するために戸籍謄本、住民票を取り寄せた。
何と、兄弟、子、義理の子を含めて10人以上存在していたのだ。
誰かに申立人をお願いすることになるが、もう一つの問題は亡くなった夫に財産が集中している。
相続人がいるのが分かったのだ。
困ったことに、預金封鎖と年金ストップされればご本人の日常生活にも事欠く収入だけになる。
相続手続きも必要となって来る。
新たな問題が悩ましい。