ニュース・お知らせ

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DATE
2015/05/04

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やっぱり、やはりあの時代を生き抜いた人は違う

地域包括支援センターの人権担当者から電話が来た。

認知症の進行が大変で、やっと漕ぎ着けた成年後見の申し立て。

その方の、財産が自営をしていた割にはほとんどないのが不思議だと、関わったみんなが思って居た。

「必ず、どこかにあると思います。」

と、言う言葉を耳にしていた。

しかし、見当たらない。

何も無いまま、後見申立書を作成して、手続きが終わった。

トラブルがあり、持ち越したが次回日程が決まった。

そんな時の電話だ。

「特に急がないのですが、見つかったんです。○○さんのところに行ったら、証券会社から通知が来ていて残高明細が有ってT製薬会社の株を持っていました。」

そんな連絡で、高額な製薬会社の株券を持っていて、その現在の価格も相当なものだった。

「良かったです。何れは、高齢者住宅に入居しないと一人では生活して行けないと思いますので。」

笑ってしまった。

「しかし、配当がある筈なのでどこかの銀行へ入金されているのか、証券会社の口座に入っているのか。」

「株券が見当たらないのですが。」

「今は、ご本人が株券を所持することはありません。証券振替機構が保管しています。」

こんな時に、証券会社に勤務していた経験が役立つ。