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DATE
2015/04/19

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独り相撲の限界

多くの後見絡みの相談が、地域包括支援センター、市役所、地域住民、福祉事業者などから毎日のようにもたらされるようになった。

勿論、すべてが後見に繋がるものではない。

後見と言う言葉が独り歩きして、多くの方たちの認知を頂いたのは確かだ。

もし、私も数年前の知識しか無かったらその方向に繋げようと思うだろう。

しかし、後見と言う選択以外に多くの選択肢があり、それぞれの相談内容によってコントロールする必要があることを認識して来た。

例えば、昨日後見を前提として相談があったものは、はっきり言って後見の申立すら困難だと感じた。

しかし、財産管理は必要だ。

その財産管理も、自分たちが出て行く必要のない、ご本人を中心としたより身近な信頼於ける親族に信託することによって解決できる方途がある。

信託会社だと100万円だと見積もりを言われ、司法書士で50万円という金額を言われたが、持っている現金それほどの多額ではない。

不動産の売却を考えるが将来の事もあるので、躊躇していた。

多額の財産が無くても民事信託を行うことができるモデルを周知することによって一般化を図ることが必要だと思うようになった。

障碍者相談支援事業所を設置することによって、支援学校との繋がりも出て来て父兄との懇談では後見と言う方向だけではないメニューを提示することにしたいと思って居る。

議員から地元の大地主の跡取りが居らずに、邸宅や田畑を将来どうしたらいいのかと言う話もあった。

社会にはこれまで考えられないことが大きく隠れており、表に出て来た時に対応するのでは遅いのだ。

そのために、どうしてもフランチャイズ化が必要になって来る。

その途上にあり、その方向に身を投じるのが使命のような気がして来た。