ニュース・お知らせ

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DATE
2015/03/11

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後見申し立て準備完了し

ほぼ、ひと月掛けて準備をして書類上は完成する。
しかし、今日も地域包括支援センター担当者と待ち合わせして最後の書類確認に訪問すると、ご本人から
「あんた誰?」
と、聞かれる始末。
丁度、訪問時に火災保険の営業職員が来ていた。
話しを聞くと、これまで最大保証の保険契約で更新期日がもうすぐだと言う。
しかし、その内容は価値と保証額とのかい離が余りに酷くて、クレームを付けた。
そうすると、
「新築は一律1500万円の保証で、どんなに価値が無くても中古は半分の保証と決まっています。」
ここらへんが、弱いところ。
知識が無いのだ。本当だろうかと、思ったが疑問を挟む根拠が無い。
「それでも、もし被害に遭ったら実際の価値程度しか保険金は出ないでしょう。」
「いや、昨年の査定で700万円の査定が出ています。」
そんなばかな。
その老朽化した数坪に建つ価値が700万円もある筈がない。
「そんなバカな。ゼロでしょう。」
「そうですね。価値は無いと思いますが、ちゃんと出ます。」
独居で認知症であり、一体何の災害が起こるか分からないので、念の為に加入された。
今日は最後の財産目録を作成するために、通帳のコピーを頂き、生活費の計算の為に多くの伝票などを預かった。
家庭裁判所の日程を確認してから、地域包括支援センター担当者にも同行を求める予定だ。
成年後見は一般化しないと行けないと思って居る。
特別な業務ではなく、最低限の知識を一般住民が持つようになれば、それが一般化して多くの被害を食い止めて多くの未請求の財産が生まれるのだ。
その最初のステップは、福祉に関わりのある方たちが知識を持つようになれば大きな力になる。