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多くの業務が順調に推移しているので、私の後見人としての仕事も遅くなりがちになっていた。
特に、遺産相続の手続きが遅々として進まず、時間との戦いに時効があるものを優先的に処理していた。
やっと、金融機関数か所が終わり簡易保険に移った。
ネットで必要書類を確認して、窓口で受け取る書類があるようなので向かった。
ネットから打ち出した必要書類一覧表を示して、書類の交付を求めた。
そこまでは、普通の対応で「さすが」と思っていたが、
「いつ頃申請をする予定でしょうか。」
「出来るだけ早めに準備して提出します。」
「大体、いつ頃になるか分かりますか。3月なので多忙になるので。」
「幾つかの金融機関で手続きをしたので、そんなに掛かりません。来週中に出来ると思います。」
「多忙なので、来て頂いても大分お待ちになるかも知れません。」
「分かっています。どこの金融機関もそんな感じですから。」
「3月は忙しいので、出来れば4月に入ってからにして頂けませんか。」
「えっ。」
まさか、このメガバンクがこんな発言をするなど、予想もしていなかった。
「とんでもない。寝たきりの方で、危険な状態が続いていますので。そんなにゆっくりしていられません。」
誰が主体で、誰がお客様なのか。
今にして思えば、知識が無いのか、奥に座っている男性の判断を仰いだり聞いたりしていて、書類を揃えていた。
時間稼ぎは、異動を待っているか、な。




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