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DATE
2015/02/19

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被保佐人所有の不動産処分に動く

生活保護受給者になり兼ねない位置にいる被保佐人が所有する不動産の処分をするために、保佐監督人の指導により動いている。
入所先の老人保健施設に、初めて保佐監督人が訪問し被保佐人と面談した。
施設の計らいで、相談室を開放して頂きご本人の考えを聞いた。
保佐人に選任されてから、多くの土地を中心とした不動産を見出し家庭裁判所に報告した。
当然の如く、監督人として司法書士が選任された。
生活費となる現金は年金のみでギリギリであり、いつかは施設を出ることになる老人保健施設の形態から言って、その後のプランを考えておくのが保佐人の役目だ。
事実、一度は有料老人ホームに出ている。
その際、公的な施設と異なって多額の金銭を要した。
次に来る時期ための準備として、必要経費は貰わずにまた、立て替えしている金銭も多額にある。
しかし、限界があり、所持している不動産の処分の検討を始めた。
登記簿謄本などを確認したが、所有物件の区分がハッキリしない共有財産であることが判明した。
処分には、他の所有者の同意が必要となるのだが、まずは、被保佐人の意思確認ということになった。
しかし、突然の話に当然だが同意の返事はない。
保佐選任後に不動産の所有を知ったので、不動産処分の代理権が付与されていない。
方策として2ケースが話し合われた。
代理権付与申し立てをするか再度医師の鑑定を受けて後見相当の申立をするか。
後者にアタックすることとなった。
余談だが、その席上、過日、保佐監督人から被保佐人の所有する家屋の庭の雑草が伸び放題で放置されておりその不動産価値を低下させないために草刈りを依頼されたのだが、
「きっちりしていない処理で不動産屋よりクレームがあった。」
と、私に保佐監督人が文句を言って来た。
保佐監督人が地元のシルバー人材センターに照会した時には8万円と言う見積もりだったと相談を受けたので、2万円で私が発注することを申し出た。
個人4人に1日5000円でお願いし、すしの昼食と汗を流すスーパー銭湯代は私の個人負担だ。
文句を言うなら、8万円で業者に頼めばよかったし、どうして、不動産屋に文句を言われないと行けないのだ。
誰が利益を得るのか、考えれば誰が負担するのか分かると思う。
それに、まだ、不動産処分の代理権は付与されていない。