ニュース・お知らせ

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DATE
2015/01/22

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被保佐人の不動産売却に

権利書などによる財産を発見したので、家庭裁判所に報告した。

保佐監督人が選任された。

司法書士だ。

「私が選任されたのは、財産の流動資産化だと思います。」

と、言う話があったが、私も同感だった。

財産はあっても不動産。

流動資産が全くなく、私が立て替える場面もあるくらいだから賛同した。

ほどなく、保佐監督人の紹介の業者と何度か点在している不動産の確認のために市役所や現地へ出かけた。

そして、ついに住宅の中に入る。

ご本人は施設に入居中で、放置されている割には立派な状態を感じさせる居宅内。

大黒柱や欄間、掛け軸。

入居するのに、カギが不明となり施錠されている門扉の開扉と玄関の戸にあるカギを、カギ専門業者に空けて貰ってカギを取り換えた。

多額の出費となった。

数日後、保佐監督人から電話があり

「業者にカギを預けて欲しい。お客様がいつでも内覧できるように。高く売れればいいなと思って居ます。」

そう言われたが、

「ご本人の了解も必要だと思います。」

と、言った。

これから、ご本人の理解を得るには並大抵ではないと感じている。

ライフラインを止めるのを強く拒否していて毎月相当額を天引きされているのだ。

誰がその役をするのか。