ニュース・お知らせ

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DATE
2014/09/05

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中学校からの社会実習生の受け入れ

来週10日から市内中学校の2年生4人を社会体験学習カリキュラムとして受け入れることになった。

社会的問題が日本の国を滅亡させるほど、身近に迫って居ながら学校教育では何も教えられない。

勿論、社会人として生活を送るにはある程度の学力は必要になるだろう。

しかし、社会人として必要な知識を身に着けて社会的問題解決に考える時間を得ることは将来にとって大切なことだと思う。

その社会的問題の多くに関わっている我々に出来ることは、知識として国や地方、そして身近な地域が抱える問題を認識して貰う事だ。

その中に、勿論、認知症や老人の孤立化など「成年後見」に繋がるものが多くある。

認知症にならないようにする、予防も大切だ。

高齢者や独居者を狙った詐欺に遭わないようにするにはどうしたらいいのか、考える機会も必要だ。

勿論、3日間では少な過ぎるが詰め込まないように、理解をして貰えるように絞って伝えたい。

担当者と話し合った結果、日程の概要は次の通りだ。

概ね3日間の午前中2時間は、座学として社会保障制度がどうなっているのか、また、将来的にどうならざるを得ないのか。

そのから、介護制度関係に入り一般的なイメージとしての「介護」・「ヘルパー」というものから、実は多くの種類の業務があり重要な社会を支える仕事などを紹介したい。

そして、最後は社会問題を解決するために考えられている「地域包括ケアシステム」や、自分たちで考える身近な問題解決策をグループワーキングしてもらう。

昼前に、調理実習をして昼食。

午後は、現場見学。人材養成の教室とその運営者、高齢者介護・障害者支援を統括している事務所とその責任者との時間。

福祉用具展示場見学、知的障碍者施設でのパン工房や洗車チームの活躍、パン工房での実食、精神障碍者が運営する店での食事、成年後見制度を活用している方の支援の実態、デイサービス見学、特定非営利活動法人ゆうかり事務所にて活動実態を聞くなどのプランが組まれている。

将来の社会を担う少年にあらん限りの教育を提供したい。