ニュース・お知らせ

ニュース・お知らせ

DATE
2014/08/27

<< 一覧へ戻る

成年後見人制度悪用の母親に懲役2年 岐阜地裁

今週一杯は、当「特定非営利活動法人ゆうかり」にとっても重要な事案が続いて、全く後見活動が出来ずに「ニュース」ばかりになります。

 

2014年8月18日

成年後見人の立場を悪用し、交通事故で寝たきりとなった長男(28)の保険金を着服したとして、業務上横領罪に問われた実母の岐阜市一日市場北町、無職清水清子被告(54)の判決で、岐阜地裁は18日、懲役2年(求刑懲役3年6月)を言い渡した。

大西直樹裁判官は判決理由で「犯行は反復的で常習性が顕著。責任は重い」と述べた。

判決によると、内縁の夫だった無職服部幸治被告(48)=業務上横領罪で公判中=と共謀し、2011年5月~12年10月、38回にわたり、損害保険会社から長男に支払われた賠償金1億7千万円のうち3600万円を着服。高級車や宝飾品の購入、知人への借金返済に充てた。

前夫との間に生まれた長男は10年4月、岐阜市内でオートバイを運転中に乗用車と衝突する事故に遭った。岐阜家裁は11年3月、清水被告を成年後見人に選任したが、調査で不正な支出が分かり、昨年10月に岐阜地検に告発した。

(中日新聞)