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DATE
2014/08/09

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「不動産処分許可申立」事件に審判

被後見人の転居に家庭裁判所から審判が下った。

認めるというものだった。

その申し立ても「不動産処分許可」という仰々しい申立の名称だ。

賃貸住宅から賃貸住宅への移転もこのように許可が必要だと経験した。

家庭裁判所も多忙で審判に時間が掛かるのは分かるが、相談から申し立て、そして審判決定まで10日程度時間を要した。

家庭裁判所にご配慮して頂いて、審判が早かったのは感謝に堪えない。

ただ、どうしても理解できないのはどうして許可が必要なのという事と、人道的見地からどうかという事だった。

立退き要求があり、寝たきりで近隣の住民は早くから準備をして立ち退いて行った。

地域でたった一人きりになった状態で、取壊し工事も始まる期限があり、許可を貰ってから動くのでは相当の時間が掛かる。

転居先選定、賃貸契約、連帯保証人、引っ越し業者手当、夏の暑い盛りなのでクーラーの注文と設置、ライフライン開錠など多くの手続きが必要だ。

何れも、相手が有ることで自分の思うようには行かない。

特にクーラーの取り付け取り外しなど電器業界では佳境となる時期だ。

私の量販店会員という立場を使用して、取付、下取り込の安価で、一番の問題の指定した日の設置。

8月4日に審判が下って、5日に設置という離れ業。

引っ越し業者も同じで、その日にクーラーを下取りで取り外すので、ご本人は移動する。最低限の荷物を同時に移動する。

社員と懇意の大手引越業者によって可能となる。

仏壇仏具の一部取り扱いだけは出来ないとのことで、私が駆けつけて対応する。

目に見えない、金銭に加算できない能力が使われて初めてスムーズに瞬間的ワープが可能となった。

思わぬ副産物は、大きな金庫が発見されたことだ。

これで、この後見になって金庫が発見されたのは二人目だ。一度目の経験が生かされようとしている。

暑い盛りの多くの関わった方に感謝したい。