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DATE
2014/07/29

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保証人を考える

先日来、無縁社会の典型的な被後見人の連帯保証人で苦労した。

紆余曲折があって、やっと転居する手続きが進んでいる。

その転居の際、どうしても新たな居住を確保するのに身元引受人とか連帯保証人を求められた。

保証協会などの業としている団体に依頼することを不動産の持ち主に伝えたが、そのような保証を実際使用する段階までに行くのに必要な手続きに日数や手間を要する。

督促するにしても、費用は掛かる。どうしても、個人の保証人を立ててくれとのことだった。

ご本人の納得が得られるまでに相当の日数を要して、今日、開発の代理人から連絡があり8月1日から解体作業が始まるとのことだった。

その情報は早くもたらされたが、対応がそれに順応しなかった。

一番の重要なことは当然、ご本人の意思だ。

それが決まらないうちは、全く動けない。

その後は、今日家庭裁判所に提出した「居住用不動産処分許可」の家事申立書に基づいて裁判所の判断がどう下されるかだ。

金銭的には恵まれていても、そのような無縁では何もできない。

もし、後見人が不在だったら一体どうなってしまうのだろうか。

そして、一番気になっているのは保証人は結果的に私の知人がなってくれたが報酬の件だ。

その連帯保証人はご本人とは一切無関係の方なのだ。

形式上、賃貸契約書には「知人」と書き込むが、加えて写真や住民票などの付随する書類が必要となる。

そして、その方に対する保証料はどうなるのか、つまり支払っていいのかを確認した。

家庭裁判所および弁護士でもある後見監督人双方ダメという結論だった。

これから、このような無縁社会に置かれている高齢者が増加するが転居するさいの保証人はどうしていくのだろうか。

無報酬でボランティアで果たして大丈夫なのだろうか。

当「特定非営利活動法人ゆうかり」として何らかの経費負担程度はする必要があると考えている。