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DATE
2014/07/11

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保証人問題、相続財産確定の時間的な問題

寝たきりの被後見人の住居が開発地域にあり、立退き問題が生じている。

環境が変わることに不安を感じているのは当然だが、転居に同意、不同意を繰り返しその不安感を表現していた。

ご本人の意思を最大限尊重したいが、狭い範囲での転居先や住居の条件を厳しく指定では限界がある。

やっと、同意を得られた住居の持ち主と条件を話し合った。

問題は、保証人の必要性だ。求められるのは当然だが、縁が薄いご本人にとっては難題だ。

私が保証人となってもいいのだが、賃貸契約書に「特定非営利活動法人ゆうかり 代表理事 佐藤守」として後見人欄に記載され、保証人として「佐藤 守」と同じ名前が並んでは家庭裁判所も認めないだろう。

取り敢えず、参考に契約書を受け取って来た。

これから、どうするか悩むことになる。

午後、地方銀行を訪問し、相続人の代理人の後見人として、被相続人の残高証明書申請書を受け取りに行った。

書類がそれぞれの銀行によって異なる。

だから、まず、必要書類を聞きに行きその申請書類を受け取って準備して再度訪問する方法をとっている。

見事に、都市銀行、地方銀行、ゆうちょ銀行、JAバンクとメニューが揃っている。

今日は地方銀行に行ったのだが、被相続人が数年前に亡くなっていて、相続人に後見人が付いていて代理として訪問しているのが初めてなのか、とにかく時間がかかる。

何度も席を外し、しばらく打ち合わせしているのか戻って来ない。

残高証明書の書類を貰いたいだけなのだが、なぜか、相続の関係の話に入って行ってその書類などの話をするが、

「それは次の段階で残高証明書が欲しいだけです。」

「銀行は、相続の書類も必要なのです。」

などと、言い出して中々進まない。

結局、

「複雑なので、専門チームに任せますので、残高証明だけの書類を揃えて下さい。」

何のことはない、この1時間は何だったのか。

ただ、この担当をしてくれた窓口の女性行員は気持ちよく応対してくれて、イライラすることもなかった。

夜は、行政書士会の成年後見サポート組織の「コスモス」の会合があり初めて参加して来た。