ニュース・お知らせ
市の医療機関のリーダー的総合病院に認知症との診断をされている利用者が通院し、時には入院している。
その介護保険認定調査時の医師の意見書を書いているのは、その主治医だ。
その意見書に認知症とある。
色々な家族間の問題は省略して、その家族のひとりが後見申し立ての為に主治医に大阪家庭裁判所定形の後見用診断書を持って記載をお願いしに行った。
ところが、何故か、
「診断書項目の4、精神状態がわからないから書けないと言われた。」
と持ち帰ってきた。
しばらくして、今度は他の親族がそんなことはないだろうと再度持参。
窓口にて、同じ内容で断られたという。
あくまでも、主治医で月1回通院し、認知症の薬も処方されている。
その処方箋を書いているのは、その主治医だ。
改めて、その書けないと言われたという項目を確認した。
・意思疎通 ・記憶力 ・見当識 ・計算力 ・理解判断力
その中に具体的な項目があり、診察時点で分かるはずだし、こんな項目を理由に書けないと言われたのは初めてだ。
親族から、そのようなやり取りで相談があり、返事をくれるという今日の午前中の内容を聞いた上で、必要があれば次の通院時に同行するつもりだ。
主治医が書けないのを、他の医師が書く訳がない。
そんな義理と人情の医療の世界なのだ。