ニュース・お知らせ
22日(日曜日)、「特定非営利活動法人ゆうかり」と「トップハート」共催の後見人養成講座がスタートした。
募集定員20名を超える応募があり、会場を急遽変更して市民学習センター会議室とした。
初日の今日は、日本の国の社会保障制度の持続的運用の条件と社会保障費抑制策の切り札としての「地域包括ケアシステム」を捉えた。
その中に位置する「成年後見制度」と、地域包括ケアシステムを運用し成果を上げている自治体の活動事例紹介。
で3時間。
これまで各地で行われている、市民後見人養成講座では制度や法律、書類の書き方など専門的な話が中心だが実際のそれを活用している修了者は少ない。
社会人として、最低限持っていなければならない知識を持つことがまず求められる。
その社会貢献の意識を醸成してからでないと、この業務に就くことは出来ないという思いからカリキュラムは作られた。
まず、自分がこれから行おうとしている市民後見人の位置づけを理解してから、本題に入る教育システムに切り替えた。
専門家である地域包括支援センター管理者による講義は、当然実態事例を加え分かりやすく聞きたいことが聞けたとの好評であった。
午後から2時間ほど、「特定非営利活動法人ゆうかり」会員限定で事例検討会を講師を交えて実施した。
個人情報の保護遵守を書面にして、参加者全員の署名をしそれを提出して始まった。
今日のメインテーマは、「高齢者虐待について」活動中に突き当たった事例を詳細に提示して長時間に亘って講師に指導を受けた。
講師の地域包括支援センターに寄せられる高齢者虐待事例を聞き、自分たちの意識の無さに反省し講師の
「知識を増やすことが大事。制度に対する知識や解決事例が知識として無ければ物事が解決できない。分からないことを狭い範囲で解決するのではなく、専門家とのネットワークを広く構築することを念頭に。」
との、言葉を頂き定刻の4時過ぎに終了し記念に集合写真を写して散会した。
次回は、東京から講師をお招きして「職業後見人の問題事例」「親族後見人の問題事例」「介護施設での問題事例」「高齢者の経済的虐待事例」など、後見人が引き起こしている事件事例や対応していかなければならない事件事例の予防策を考える。
講習終了後の「特定非営利活動法人ゆうかり」会員による事例検討会の模様を記念に画像に収めた。