ニュース・お知らせ
土曜日、ある住宅メーカーのフォーラムに参加した。
大阪駅周辺の梅田再開発地域に忽然と現れたグランフロント大阪の一室で行われた。
今までに見たこともない豪勢なカタログを事前に頂いた。
満席で、後ろの席に多くのメーカー社員が並んでいる。
勿論、内容は土地活用である。
幾ら利回りがあるか、この事業は社会貢献事業だという意識付け。
次は、医療・介護専門の税理士事務所からのレクチャー。
医療機関の収益が下がる傾向を示し、介護分野に多くの医院やクリニックが参入してきているとのこと。
3番目の登壇は、介護サービス事業者。
端的に介護保険制度を考えずに、利用者と利用者家族に寄り添って運営しているとのこと。
その間、4時間。
私の頭の中には、現実にいま起こっている高齢者を狙ったどこも報じていない新たな詐欺相談や、財産があり立ち退きを迫られている寝たきりの被後見人の移転先問題、被後見人が相続人になり収益が多くなったので公的施設から退去相談がある事例、ギリギリの生活の中で公的施設に入っているが、中間的施設であるので退去先をどう確保するか。
独居で認知症であるばかりに、訪問販売に騙されて不要な物品の購入契約書にサインさせられた方が市長申し立てを市から拒否されて、危険な状態で生活せざるを得ない方のセキュリティの問題を住宅問題として捉えたい、などのことがずっと頭の中に有りどこかでラップする部分がないか、後見人とこの全国的な住宅メーカーの協議機関でも情報共有機関を作ってくれるようにアンケートに書いた。
それが、新たな社会貢献を謳う企業のモラルの実践だと。