ニュース・お知らせ
施設内の財産管理、事務代行などの委任を受けている依頼者に面会した。
週1回は面会している。
肺炎で点滴を受けている時の面接だった。
重要な話があった。
大阪府や大阪市の依頼者に取られている措置についてどう対処するかの相談だった。
職員が個室に椅子を持って来て、座れるように配慮してくれた。
しかし、何故か、私と特定非営利活動法人常勤理事ふたり分ではなく、もう一つあるのだ。
不思議に思いながら、体調など確認し本題に入った。
人の気配がして、視覚の端に立っている人物に気づいた。
顔を向けると、事務所にいる人間が黙って入って来て立っているのだ。
「何かありますか?」
「いや。分からない事があるといけないので。」
「大事な話があるので出てくれますか。」
「そうですか。」
と、言いながら動かない。
「出てくれますか。何か病院から言われているのですか。」
「そうですか。」
そうですか、しか言わない訳の分からない行動だ。
家族や知人が来て入居者と話をする際には、こうやって見張るように立って話を聞いているのだろうか。
いや、多分、私が後見人や権利擁護で依頼を受けて入ってくるので警戒しているのだろう。
施設内の都合の悪いことを利用者が話をしないか心配なのだろう。
やっと、出たが、今度は看護師が点滴を終えて居室の外に出た途端、驚いたようにそこに誰か居て挨拶らしい声を出したので、どのような状態か悟った。
来週は、顧問弁護士と伴って必要な手続きの話をする積もりだ。