ニュース・お知らせ

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DATE
2014/05/10

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危機感

既に家庭裁判所に申立をしてから2ヶ月になろうとしている。

移動不可能な被後見人への現地調査があってから、丁度ひと月だ。

その間、新たな介護サービスの提供が行われて、訪問看護、訪問入浴、訪問介護介護保険外のサービスなど緊急に提供を始めた。

契約書をケアマネージャーが預かり、サービス事業者に後見申し立てしている現状を説明して、契約書の作成を延期して貰っていた。

文字が書けない身体状態で、意識も混濁することもあり幻覚症状も現れて厳しい心身の状況が続く。

親族がいない、孤立した被後見人であるので審判が急がれていた。

しかし、介護保険サービスは契約に基づいて提供することになっているので長期間放置は出来ない。

緊急対応として、被後見人候補の立場で契約書を作成した。

そこに立ち退き問題が浮上してきたのだ。

再開発の地域になっているようで、その立ち退き交渉をする相手がいない業者は私の存在を知って事務所に数度来た。

近隣の住民は立ち退きに同意して既に同意書を交わしている。

期限が示されて条件を聞いたが、被後見人に伝える立場にもない。

その旨、何度も説明して来た。

ただ、審判が下って直ぐに動けるように必要な準備や転居などの調査を行っている。

そこに、突如危機的情報が昨日舞い込んだ。

ケアマネージャーからの緊急報告だ。

『SPO2が○○パーセントになり、在宅酸素療法になりました。」

その報告があった数値に驚いた。

SPO2とは

『血液中のヘモグロビンのうち、実際に酸素を運んでいるヘモグロビン(酸化ヘモグロビン:HbO2)の比率のことを酸素飽和度(SpO2)と言い、単位は%(パーセント)になります。』

とあり、その基準は

spo2測定検査値の基準値の範囲表】

spo2測定検査値の基準値の範囲表

検査項目

基準値

 

酸素飽和度(spo2-sao2)

94~97%

 であるのに対して、30パーセントも低下しているのだ。

その報告に、審判の余りの遅さに怒りさえ覚えた。もし、ことが起こったらら誰がどう処置をするのか。