ニュース・お知らせ
東京新聞 2014.4.25
警察庁は25日、認知症が原因で行方不明になったとの届け出が2012年に9607人分あったと明らかにした。231人は12年中に発見できず、13年に入ってから53人見つかったとしている。衆院厚生労働委員会で、民主党の長妻昭氏の質問に答えた。
長妻氏が警察庁から提供された資料によると、受理件数が最も多いのは大阪府警で2076人。兵庫県警(1146人)、愛知県警(735人)と続いた。
12年中に所在が確認できた人は、12年より前に行方不明になっていた人も含めると9478人。帰宅したり、発見されたりしたのは8754人で、死亡者は359人だった。
田村憲久厚生労働相は記者会見で、徘徊(はいかい)症状がある認知症高齢者が列車にはねられ死亡した事故で、家族の監督責任を認めた名古屋高裁判決について「今回のような事故が起こり得ること自体が大きな課題。どう防ぐかを念頭に置き、政策をつくりたい」と述べた。




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