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長崎新聞 4月11日(金)配信
長崎市栄町の日本司法支援センター長崎地方事務所(法テラス長崎)の所長に10日、水上正博弁護士(60)が就任した。記者会見で「市民の生活や人権を守るため、法テラスの周知活動に取り組みたい」と抱負を述べた。
同事務所は2006年10月に開所。現在、県内7カ所に事務所があり、常勤の弁護士計9人が相談業務などに当たっている。
同事務所であった会見で水上所長は「本県は離島があるため、弁護士の数が少ない司法過疎地域が多い。行政と連携し、声を上げられない高齢者や障害者をサポートしたい」と述べた。
昨年度の業務実績も公表。市民からの相談に法律説明などをする「情報提供」は1004件(前年比98件増)、具体的な相談に応じる「法律相談」は4793件(同5件減)。同日付で就任した小森辰也副所長(49)は「全国的な傾向と同じく相続や成年後見に関する相談が増加傾向にある」と分析した。