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先日、後見人候補として本人から依頼を受けた。
これから、本格的な申立準備に入るが、問題点が顕在していた。
一つは生命保険の満期や、入院保険金の請求、受取人であった夫の死去に伴う保険金受取人の変更等だ。
本人は自由に動けない、手も指も勿論自由ではない。
その緊急性に鑑み、委任状を貰ってその点の解決に動いた。
ところが、今度は家賃の支払いの督促が続く。
本来、全く関係のない訪問介護事業所や介護支援専門員にまで催促が続く。
本人は入院しており金銭の出し入れもままならない状態だ。
この大阪独特の気質なのか、その本人の状態を説明しても大家の催促は執拗に周辺に及ぶ。
医師から後見相当の診断書が出て、当「特定非営利活動法人ゆうかり」が後見人候補として指名された。
同時に、その解決に力を貸して欲しいと関わりのある介護関係から依頼があった。
本人が退院し帰宅してから通帳などの金銭を緊急に管理できるようにすることの了解を得て、私が立て替えて溜まっていたふた月分の支払をすることにした。
大家さんに連絡をして、夜7時に待ち合わせをして支払いをして「通い帳」を受け取った。
特別金銭的な余裕がある訳ではないが、緊急時の対応など支出を一時的に負担することもかなりある。
経済的精神的時間的な余裕が無ければ社会貢献は出来ないと思う。
口先だけのボランティアでは、成年後見人の立場を理解することは出来ないと感じた。
被後見人の財産の使い込みをして事件を引き起こしている弁護士や司法書士は報酬に見合った後見人としての責務を果たしているのだろうか。




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