ニュース・お知らせ

ニュース・お知らせ

DATE
2013/11/23

<< 一覧へ戻る

これが認知症者への詐欺の温床か

突然、被後見人のサポートをしているNPO法人ゆうかりの社員が一通の封書を持って来た。

内容を確認すると、社会福祉協議会からの生活福祉資金借り入れに対する督促状だ。

6年前に借入している元本を一部返済していないままに放置されていて、元本残高に対する利子の延滞利子割合は50%にもなる。

初めて目にする書類だ。これまで、借り入れに関する督促状を隠していたのだ。

先日発見された別の督促状は一般の民間資金を借入れて多額の利子が発生していた。

非後見人はそのような制度は知らないはずだ。誰かが誘導している。

現在の年金収入で十分生活ができるのに、借入するのはおかしい。

実際、私が被後見人の金銭管理をするようになってから多くの金額が預金通帳にある。

午後、その貸付先の社会福祉協議会を訪問した。

自分の立場を証明し、事情を説明して借り入れ時の書類を確認した。

すると、驚いたことに重要な契約書や誓約書などの本人サインが本人の署名ではないのだ。

私は彼の署名を求めて何度も確認しているので分かっている。

そして、最初稟議書に記入されている住所が他の市なのだ。住んだことのない市の名前が記入されている。

そして、その借り入れの時の能動者というか関わりのある署名があった。

第三者だが、公的な立場の者だった。二人の氏名を確認した。

「署名が異なる」「住居が異なる」私に不備を指摘された社会福祉協議会職員は盛んに

「立場を見ると、善意で行ったと思われますので・・」

と、何度も言っていた。

事を荒立てる気持ちはない。

延滞利子について、具体的に相談した。

ほぼ、こちらの要望を受け入れると思う。

被後見人の金銭が長期に亘って不明な実態があった。

また、高額の借り入れが時々有り、その督促状が確認されていた。

関わりがどうなっているのか、もう少し調査したい。