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母の佳子さんとともに1票を投じる名児耶匠さん=21日午前10時20分ごろ、牛久市
成年被後見人の選挙権が回復して初の選挙となった参院選投開票日の21日、被後見人で茨城県牛久市の名児耶(なごや)匠(たくみ)さん(50)は投票した。匠さんは「字の猛練習をしました。うれしいです」と声を弾ませ、笑顔で感想を語った。
ダウン症で中度の知的障害を持つ匠さん。選挙を棄権したことはなかったが、父の清吉さん(81)が平成19年に後見人になると選挙権を失った。23年、被後見人の選挙権を認めない旧公選法は違憲として提訴。東京地裁で違憲判決を勝ち取り、自ら選挙権を取り戻した。
この日、匠さんは清吉さんと母の佳子さん(80)と自宅から徒歩約5分のJR牛久駅近くの投票所を訪れた。投票用紙を受け取り記入台に向かうと、真剣な表情で一票を投じた。
投票先は「新聞やポスターを見て決めた。しっかり書けた」と話す匠さん。久しぶりの親子そろっての投票に、清吉さんは「感慨無量」。佳子さんも「ようやくという思い。本当にうれしい」と笑みがこぼれた。
ご本人は、私が東京大学市民後見人養成講座にて受講中に来て話をされました。
直後から、ニュースで取り上げられることが多くなり、先般、法律改正が行われて被後見人に選挙権が与えられました。

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