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2021/01/22

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任意後見人の立場悪用、行政書士が90代女性の口座から4800万円着服

2021/01/21 読売新聞オンライン

任意後見人の立場を悪用して女性の預金約4800万円を着服したとして、業務上横領罪に問われた大分市の元会社経営で、県行政書士会員岩崎伸宏被告(55)に対し、大分地裁は20日、懲役3年6月(求刑・懲役5年)の判決を言い渡した。

判決によると、岩崎被告は2017年2月~19年6月、任意後見人として財産を管理していた宇佐市の女性(90歳代)の口座から30回以上にわたり、計約4800万円を着服した。事業資金や借金の返済に充てていた。

 金友宏平裁判官は「行政書士の立場を利用して信頼を得ており、被害結果も重大」と指摘した。

 判決後、弁護側は控訴しない方針を示した。県行政書士会は「最も重い廃業勧告を視野に処分を検討する」としている。