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07月01日 NHKnews web
認知症のお年寄りなど、判断力が十分でない人に代わって財産の管理を行う成年後見制度の利用促進を図ろうと、行橋市に支援の中核となる施設がオープンしました。
1日は行橋市の総合福祉センターの中に「行橋・京都成年後見センター」がオープンしました。
成年後見制度は、認知症のお年寄りや知的障害がある人など、判断力が十分でない人に代わって、家庭裁判所に選任された後見人が財産を管理する制度で、行橋市と苅田町、みやこ町では合わせて7700人あまりがこの制度の対象になると推定されています。
しかし、実際に制度を利用しているのは200人あまりにとどまっていることから、行橋市では、制度の利用促進を図ろうと、2つの町と連携して支援の中核となるセンターを開設しました。
センターには社会福祉士の資格を持つ4人の職員が常駐し、財産や契約に関する相談や制度を利用するための手続きの相談などにあたることにしていて、行橋市と苅田町、みやこ町の住民が利用できます。
福山直樹センター長は「成年後見制度は、難しい印象を持たれているので、わかりやすく説明することで制度の利用促進を図っていきたい」と話していました。