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DATE
2021/01/08

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「なかつ市民後見人の会」が発足 養成講座の修了者ら、地域課題など共有

中津市に「なかつ市民後見人の会」(梅木治三郎会長)が発足した。後見人は成年後見制度に基づき、認知症や知的障害で、財産管理や各種手続きに困難がある人を支援する。後見人の候補者となる、養成講座の修了者22人が参加。学習や交流を重ねていく。
市から委託を受けて市社会福祉協議会が2013年度から養成講座を始めた。40人が修了した。まだ市民後見人はいないが、16人が法人後見支援員として活動。課題を仲間と共有し、学ぶ場をつくろうと、1年前から準備を進めてきた。
12月13日の発会式には20人が出席。役員や定例会の日程を決めた。「それぞれが市民後見人として活躍できるようになってほしい」と市社協地域福祉課の吉田瑞穂課長は期待。梅木会長(75)は「仲間で力を合わせ、住み慣れた地域で暮らしていけるよう手助けをしていきたい」と話した。
後見人に資格はなく、親族、弁護士や司法書士ら専門職が後見することが多い。高齢化に伴いニーズが増加。国は、市民後見人の養成を自治体に求めている。19年は県内で、本人や親族、市町村長からの申し立ては273件あった。