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蔵を2棟所有している、過疎地に拍車が掛かる地方都市の方から所蔵品の処分一人を頂いた。
既に半世紀以上、誰も住んでいない。
二度目の訪問で、所蔵品の鑑定を専門家を伴って行った。
余裕時間に、街の中に出て散策した。
ライフワークが地方都市の隆盛の留めを残している残像の記録だ。
その人通りのない、アーケードだけが往時の記憶をとどめているひどさに、この日も感嘆した。
その息遣いさえも感じさせない、全く人通りのない広い道幅の道路が悲しい。
この地域の生きる権利は、誰が守っているのだろうかと思わずにはいられなかった。