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先日お亡くなりになった被後見人。
不動産の売却がギリギリの時間に成立して、金銭の受け渡しが終わった数日後に逝った。
担当し始めた時には、マイナスの金銭状態で当組織が後見人となり、長い間かけて金銭管理をして生活保護を申請することなく多くの金額を通帳に残した。
その上、不動産の売却益も得たが、使われずに終えることとなり国庫に入金されることになりそうだ。
この日も、報告が職員からなされたが、寝たきりになり生命保険支給基準に合って多くの保険金が入金された。
元々多くの金銭を所持して居る方ではなかったが、遺族年金を皮切りに、保険会社に預託されていた満期保険金、放置されていた入院特約、無くされていた通帳の現出、など多くの手続きで、当組織が担当する被後見人の中では、トップクラスの財産を所有する方となった。
しかし、企画していた旅行も叶わない状態に、金額だけが積みあがって行く通帳を管理して情けなくなっている。
被後見人の幸せのためのツールと思っている私どもにとっては歯がゆいばかりだ。