ニュース・お知らせ

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DATE
2018/04/21

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審判取下げ

成年後見事業を開始して5年が経過した。

その間、50ケース程度の受任を頂く。

初めて、取下げの相談があった。

地域包括支援センターから相談があって、関係機関を交えて会議を開きそれぞれの納得いく形式でまとまった。

その結果、申立人と並走しながら家庭裁判所の面談も同行し成年後見制度利用の手続きを行った。

突然、というか財布が成年被後見人と一緒で申立人にとっては成年被後見人の生活保護費が生活の糧だった。

当然、目の前に分離が迫ると一挙に不安が増長して梃子でも動かない取下げを求める。

関係機関も説得するが、目的の一つはその財布の分離だったのだ。

使い込みをされると、成年被後見人の生活が成り立たなくなる。

しかし、説得断念の方向に傾き、家庭裁判所との協議を行う。

問題は、これまで申立て費用は当「特定非営利活動法人ゆうかり」が立て替えていたのだが、回収も拒否しているのでその取扱いの相談もあった。